Articles cc lab lab 2023年3月のTwitter投稿まとめ

 
こんにちは、コンテンツデザイン開発グループリアルタイムチームの戸本です。
唐突ですが、キャドセンター制作部のTwitterアカウントをご存知でしょうか。
2018年に立ち上げたのですが、技術検証で作成したサンプルを投稿したりしながら、制作部としての情報発信や交流のため、運用を続けています。
おかげさまでフォロワーもすこしずつ増え、最近はこのTwitterアカウントのサンプルなどをご覧いただき制作のご相談をいただくことも増えてきました。
せっかくなので、Twitterをご覧になっていない方などにも投稿内容をご覧いただけるよう、すこしずつまとめをお送りしたいと思います。

3月にTwitterに投稿したサンプル等をご紹介します

 

↑ UnrealEnigne5を使いリアルタイムレンダリングで作成した動画です。
弊社スタッフの3Dスキャンデータはグループ会社の株式会社立体造形工房の協力を得て作成しています。
本文にあるAccuRIG(https://actorcore.reallusion.com/auto-rig)とMixamo(https://www.mixamo.com/)は人物の3Dモデルデータにアニメーション用の設定を自動で行い、動きまで設定してくれるサービスです。
そしてPopulationSyStemはUnrealEngineの人物配置アセットです。
都市のモデルデータを背景アセットとして考えた場合に、臨場感のある絵作りの為にはどうしても人物の配置が必要だと考え、様々な検証を試みた結果でした。
アセットの品質や特徴を知る事ができましたが、最適解は見つからないままです。
まだまだ検証が必要です。

↑ 国交省が提供している都市モデルデータ「PLATEAU」のUnrealEngine5へのインポート検証です。
インポートにはPLATEAU_SDKを使用しています。
完全な日本語環境で動作しているので、導入の敷居も低く非常に使いやすいです。
特筆すべきは、UnrealEngine5が無料で公開されており、
PLATEAUもオープンデータで無料で使用できる事でしょう。
非常に価値の高いコンテンツを無料で使用出来るのはこの上ない幸せです。
機会があれば是非使ってみて頂きたいです。
画面上の都市モデルを眺めているだけで想像力が掻き立てられます。

↑ オープンナガサキ(https://opennagasaki.nerc.or.jp/)の点群の読み込みテストです。
『自由に使え。』とWebで公開されてましたので、自由に使わせていただきました。
自動車の運転システムはEpicGamesから公開されていたアセットをそのまま使用しています。
「いかにリアルに近い視点で観察をするか」それがこういった点群の楽しみ方だと思っています。
ウォークスルーもいいですが歩行では移動時間がかかるので、やはり自動車です。
VIRTUAL SHIZUOKA(https://www.geospatial.jp/ckan/dataset/virtual-shizuoka-mw)でも
ドライブを楽しませていただきました。

↑ 弊社で取扱っている3D植栽モデルのサンプル動画です。
リアルなテイストではなく、ライトなゲームのイメージで制作しました。
桜モデル以外はアセットを組み合わせています。
シネマグラフ(写真の一部がループする画像)の様な効果を狙いましたが、パーティクルで炎と花びらを表現しているので、そもそもループが難しかったです。
制作途中で気づきました。

↑ UnrealEngineのChaos Destruction (ケイオス破壊) はいつか検証しようと思ってましたが後回しになっていました。
東京消防庁の防災教育VR「B‐VR(ビーバー)」が公開されて触発されたので、ようやく検証に取り掛かった検証動画です。
動画をみて気づかれたと思いますが、オブジェクトは残念ながらどれも破壊されていません。
揺れる、落ちる、破壊という自然なプロセスのコントロールが今回の検証では解決しませんでした。
要再検証です。
カーテンの揺れは軟らかめですが気に入っています。

↑ 弊社スタッフをAccuRIGでエアロビクスさせた動画に
Runway Gen-1(https://runwayml.com/)でAIエフェクト処理を行った検証動画です。
AIの発展は目覚ましく、触れる度に新たな発見があり面白いです。
そしてこの検証のもう一つのポイントは、
3DスキャンされたモデルをUnrealEngineで如何に生々しい質感表現するかでした。
ちゃんと人としてAIに認識されて一安心です。
 

いかがでしたか。
Twitterでは引き続き実証実験からちょっとした思いつきまで、さまざまなテストサンプルを投稿していきます。

ぜひアカウントのフォローもお願いします。

キャドセンター制作部 @CCCSKB33
https://twitter.com/CCCSKB33