2025年4月13日から10月13日まで開催された大阪・関西万博の関西パビリオンにおいて、来場者を迎える中心空間である大関西広場に設置された、直径約12m全長36mの360°LEDビジョンを中心とする映像システム全般を担当しました。
キャドセンターは、LEDビジョンの機材選定から施工・調整、映像・音響制御システムの設計・構築、上映コンテンツの制作までを一貫して実施。9府県それぞれの魅力を発信する場として、広場全体を包み込む没入感のある映像体験を実現しました。
大型・特型設備と多主体が関わる公共展示ならではの課題
360°LEDビジョンは特型の設備であり、限られた設置条件の中で高い表示品質を確保するため、機材構成の検討から施工精度、映像調整に至るまで、慎重な対応が求められました。
また、映像コンテンツは9府県それぞれの特色を扱う構成であることから、表現のバランスや構成整理に加え、関西全体の魅力を総合的に伝える演出が必要でした。


映像制作から制御・運用までを見据えた一体的な対応
映像コンテンツでは、360°カメラで撮影した朝陽の映像などを活用し、来場者が空間の中心に立つことで映像に包み込まれるような演出を構成しました。
また、上映内容を時間帯や演出意図に応じて切り替えるタイムスケジュール制御ソフトを用い、LEDビジョンの制御と連動させることで、日々の運用を安定的に行える仕組みを構築しています。
映像制作、サイネージ制御、映像機材一式をワンストップで担当する体制により、設計から運用までを見据えた一体的なシステム構築を行いました。


会期中の改善対応を含めた安定運用の実現
完成した映像システムおよびコンテンツは、来場者や関係者から高い評価を得て、会期中にはさらなる品質向上を目的とした改修のご依頼にも対応しました。
運用を継続しながら改善を重ねることで、会期を通じて安定した稼働を維持し、関西パビリオンの象徴的な映像演出として、公共展示にふさわしい質の高い体験を提供しました。





