キャドセンターは、EXPO 2025 大阪・関西万博「大阪ヘルスケアパビリオン」の展示コンテンツ「ミライのライド」および「リボーンパレード」において、2050年の大阪の街並みを3DCGで制作しました。
ミライのライド

【コンテンツ概要】
ミライの空飛ぶバスに乗車して、2050年の都市を遊覧
リボーンパレード

【コンテンツ概要】
リボーンした「ミライのじぶん」がリアルタイムに参加して、2050年の大阪を舞台にパレードを繰り広げる
都市のアイデンティティと未来像の融合
本プロジェクトでは、単なるSF的な都市景観ではなく、「大阪らしさ」と「技術進化に基づくリアルな未来像」の両立が求められました。梅田、中之島、難波などの主要ランドマークを認識可能な形で残しつつ、25年後の技術進化を反映した“ミライ感”を視覚的に表現。過度な空想を避け、持続可能な社会を前提とした説得力ある未来都市をデザインしました。
REAL 3DMAP OSAKA を基盤とした都市構築
ベースとなる都市モデルには、都市スケールやランドマークの位置関係、道路網などを正確に再現し、フォトリアルな表現も可能な高精度3D都市モデル REAL 3DMAP OSAKA を活用しました。これにより、広域アニメーションへの対応はもちろん、ロケーションの検討もスムーズに行うことができました。
未来的演出の統合
2050年の大阪にリアリティを持たせるため、以下の要素を既存の都市景観に違和感なく融合しました
- 建物の壁面・屋上の大規模緑化による環境配慮型都市の演出
- 自動運転やドローンなどのインフラ整備
- ホログラムやライトアップによる都市の活気と“ミライ感”の両立
リアルタイムレンダリングへの最適化
「リボーンパレード」では、多数の参加者アバターと連動し、Unityエンジンによる60fpsのリアルタイム処理が必要でした。そのため、映像制作用の高精細モデルからデータ容量を抑えつつ、巨大スクリーンでの上映に耐えるビジュアルクオリティを維持しました。
未来の都市空間を描いたこの3DCGは、「大阪ヘルスケアパビリオン」の来場者に、2050年のライフスタイルを体感できるリアルな世界を届けました。デザインの完成度と技術的な最適化の両面で、関係者から高い評価を受けています。





