Works 観光・イベント シティプロモーションアプリ「ほこまるGo!」

CLIENT : 鉾田市

 
茨城県鉾田市の街並みを活用した地域密着型ゲームアプリ「ほこまるGo!」を制作しました。
本アプリは、地域の魅力をゲーム体験を通じて発信し、観光振興・移住促進・地域理解の向上を目的としたシティプロモーションツールです。
鉾田市の実際の街並みをリアルに再現した3D都市モデル上で、マスコットキャラクター「ほこまる」と一緒に市内を探索し、特産品や観光スポットに触れられるものとなっています。

 
鉾田市は、海と自然、そして全国有数の農業生産地として知られています。今回のプロジェクトでは、国土交通省主導の「PLATEAU(プラトー)」のユースケースとして、鉾田市の3D都市モデルをベースにしたゲームアプリを開発。シティプロモーションの新たな手法として、観光客や市民に地域の魅力を“遊びながら”伝えることを目指しました。

PLATEAU × ゲームで実現した、リアルな3D都市体験

キャドセンターが独自に高精細化した建築物(画像左)と、それを組み込んで3D空間上に再現した鉾田の街並み(画像右)

PLATEAUは、国土交通省が主導する都市の3Dモデル整備・活用プロジェクトで、誰もが利用可能な3D都市データを活用し、都市課題の解決を目指す取り組みです。
本プロジェクトでは、PLATEAUが提供する鉾田市の3D都市モデルをベースに、キャドセンターが独自にテクスチャやディテールを構築し、建築物等を高精細化。それを組み込むなど都市モデル全体をブラッシュアップすることで、実際の街並みに限りなく近い、臨場感ある3D空間を再現しました。建物の質感や道路の再現度にもこだわり、ゲーム内でありながら“本当に鉾田市を散策しているような体験”を提供しています。

また、お子さまから大人まで誰もが楽しめるよう、マスコットキャラの親しみやすいビジュアルと直感的なナビゲーションを採用。多世代対応のやさしいデザインで、地域住民の方々にも使っていただけるインターフェイスとしました。

ゲーム内容と仕組み

「ほこまるGo!」は、鉾田市のマスコットキャラクター「ほこまる」を案内役に、2つのモードで楽しめるゲームアプリです。

ゲームモード

プレイヤーは、実際の鉾田市の道路を模したコース上をマシンで走行。道中には「お邪魔キャラ」が現れ、進行を妨げてきます。これを避けながら各所でポイントを集めて進む、アクション性のあるモードです。

おさんぽモード

エリアごとのマップ上で、農産物やグルメ、観光スポット、施設情報などを紹介するモード。鉾田市の“知ってほしい場所”や“地元の誇り”をストレスなく体感できます。

インセンティブ機能

ゲームで集めたポイントを使って、鉾田市の特産品が当たるプレゼントに応募可能。遊びながら地元特産品と接点を持てる仕掛けにより、リアルな地域との結びつきを強化しています。
※プレゼントの応募は終了しました

今後の展開と地域への波及効果

本プロジェクトでは、行政・観光協会との連携により、単なる情報発信にとどまらない「地域体験の拡張」を実現しました。公開以降、地域イベントや観光キャンペーンと連動しながらアプリを活用する動きが進んでおり、市民と観光客の接点強化に役立てられています。
また住民の方からも「地元のことを改めて知るきっかけになった」といった声が寄せられており、地域理解・地元愛醸成の一助ともなっています。

アプリ詳細・ダウンロード

「ほこまるGo!」は、iOS・Android・ブラウザに対応し、下記公式ページより無料でダウンロード・ご利用可能です。
地域の魅力を楽しく体感できる、次世代型プロモーションツールとして、ぜひご体験ください。

▶︎ 公式サイトはこちら https://www.hokomaru-go.jp/lp/index.html

プロデュースグループ 企画室
古川 修

 
技術やノウハウだけでなく、何より大切にしたのは、鉾田市の皆さんと共に現地を歩き、語り合い、この街の魅力をどう伝えるか本気で向き合ったことです。地域のエネルギーを、ゲームアプリという形で世の中に発信できたことを誇りに思います。

credit

Producer : Koji Shiga
Project Manager:Masaki Okamoto
Planner : Osamu Furukawa
Creator : Yuki Nakamura / Muneyoshi Sudo