奈良県と大阪府の県境に位置する「亀の瀬地すべり」エリアのインフラツーリズム活性化を目的として、2年前に納品したARガイドアプリのアップデートを行いました。今回の改修では、2024年3月にリニューアルされた新しい歴史資料室に対応したコンテンツの追加を行い、来訪者の理解促進を図っています。
「シンプルかつ直感的な表現」という要望に応えるべく最適なアプローチを選定
前回のアプリ制作以降、新たに歴史資料室がオープンし、亀の瀬についてより深く学べる場が整いました。しかし、展示内容は掲示物が中心のため、訪問者によっては内容を十分に理解できず、そのまま立ち去ってしまう場合がありました。
この課題を受け、ARで掲示物に重ね合わせて見られる補足コンテンツを追加し、内容を拡充。3Dモデルや映像を用いることで、直感的に理解できる体験型ガイドとして、より深く学べるツールとなりました。
分かりにくさを解消、現場からも高評価
本業務の関係者のみならず、インフラツーリズムに関わる複数の関係者からもご好評をいただきました。特に「これまで分かりにくかった説明内容が、コンテンツによって非常に分かりやすくなった」との声を多数いただいており、理解度向上に寄与するツールとして高く評価されています。また、本アプリは周辺地域の学校教育やイベント等で流域治水対策の重要性と自分事化していただくための啓発活動にも活用いただいております。
本アプリは、iOS版としてリリースしています。アプリは無料でダウンロードしていただけます。
※本コンテンツをご利用いただくには、現地にてQRコードの読み取りが必要です
