Works イベント・エンターテインメント カウンセリングで使えるARアプリ コスメデコルテ メイクアップシミュレータ

END CLIENT : 株式会社コーセー CLIENT : 株式会社WHITE

顧客とのコミュニケーションを拡張する接客ツール

スマホやタブレットを使ったメイクシミュレーションアプリの利用が広がりを見せています。AR技術の向上とともに高機能化したメイクアプリは、店頭での接客ツールとして利用される機会も増えてきました。顧客との接点が多様化しているメイク業界において、気軽に店頭へ立ち寄り、試すことができるアプリの存在は、特に若年層を中心としたマインドシェア獲得の手段として、注目を集めています。

株式会社コーセーは、2017年4月から5月にかけて札幌など全国各地で行われたイベントにて、人気ブランド『コスメデコルテ』の商品を体験できるメイクアプリを展示しました。
キャドセンターは株式会社WHITEと共同で本アプリの開発を行っています。また、UIデザインはソニックジャムと共同で制作しました。
※アプリの展示・ご利用期間は終了しています

 

 

 

今の気分に最適なスタイルをアドバイス

本アプリでは、ご来場者様に“なりたい自分”をテーマに心理テストを受けてもらうことで、オススメのメイクをアドバイザーのコメントつきで提示します。
気分や目的に応じてメイクのスタイルを変えることが可能です。
提示されたメイクは、iPadのカメラに顔を向けることで合成され、実際の使用感をアプリ画面内で体験することができます。

 

カメラ越しのメイクは画像として保存が可能。ご来場者様のスマホへ画像を転送することができます。

 

 

 

 

立体的なメイク合成を実現した高精度な顔認識技術

従来のメイクアプリは、撮影した顔写真にメイクを合成する静的なものが一般的でした。今回制作したアプリでは、AR(拡張現実)の技術を利用し、タブレットのカメラ越しにリアルタイムにメイクを合成。顔の動きにメイクが追従するため、顔を動かして向きを変えたり、表情を変えたりしながら、細部まで確認することができます。また肌色や唇の色、光のあたり具合による色の変化や反射など、ご来場者様ごとに異なる利用時の状況をアプリ側で判定し、商品の特徴を正確に再現します。高度な再現性により、カウンセリングでも利用できるクオリティを実現しています。

 

業務推進チーム
岡本真希

商品体験のクオリティにこだわったアプリ

今回のアプリでは、コスメデコルテの商品を日々の気分や様々なシチュエーションの中でどう活用できるか、体験していただくことが狙いでした。そのため、心理テストを使って商品ラインナップをユーザーのライフスタイルや気分に落とし込み、メイク提案を行う導線設計になっています。
また、ユーザー体験のクオリティが高まるよう、細かい調整機能を実装しました。とくに利用時のライティングの状況によっては、メイク合成の色合いや艶感がフィットしない場合がありました。異なる条件下でも商品の特徴が正確に再現されるよう、実際にメイクをした状態と比較し、調整を行なっています。

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Producer:Kanako Nagai
Project Manager:Masaki Okamoto