Works イベント・エンターテインメント 東京150年 変貌し続ける都市 東京 東京浮遊VR

CLIENT : 東京都立中央図書館

2018年9月1日(土)〜10月14日(日)、東京府開設から150周年を記念して東京都立中央図書館で開催されたイベント「東京150年 変貌しつづける都市 東京」にて、当社が制作したVRコンテンツ「東京浮遊」を展示し、ご来場者様に体験いただきました。

 

Viveのヘッドマウントディスプレイとコントローラを使い、3D空間として構築された東京上空を浮遊しながら30か所のスポットを回遊するコンテンツです。東京の都市データとして当社のREAL 3DMAP TOKYO for VRを使うことで、フォトリアルな東京上空を浮遊体験できるものとなっています。

設定された30か所の各スポットでは、過去と現在の風景を切り替えてみることができます。過去の風景は都立中央図書館に所蔵されている絵葉書を用い、貴重な資料を閲覧できる機会となりました。

 

 

 

 

 
 
本イベントではコンテンツを設置する「図書館」という場所柄、幅広い年齢層の方々が体験することが予想されました。そのため、コンテンツ内での移動速度や回転方法など操作面・UI面での考慮を行うことで、急激な画面移動などにより起こる「VR酔い」を軽減する取り組みを行っています。

イベント期間中の9月15日(土)には、本コンテンツの開発リーダーである当社インタラクティブ・コミュニケーショングループ 曽我光厳が登壇し、本コンテンツの開発経緯やVR制作全般における注意点などについてレクチャーを行いました。

 

 

インタラクティブ
コミュニケーショングループ
曽我光厳

今回のコンテンツ制作にあたっては、一般的にVRコンテンツに求められる「臨場感・迫力」を担保しながら、VRに不慣れな方でも安全にコンテンツ体験ができるようにするため、「VR酔い」が起こらないように配慮しました。コンテンツの操作はコントローラを使用しますが、左右・前後に回転するときは体験者の方が体ごと回転していただくことで方向感覚に違和感を感じないようにしたり、浮遊している高度によって進行するスピードを調整することで、体感速度が早くなりすぎないようにしたりなど、さまざまな工夫を行っています。体験者の視点で繊細な配慮を行い安全性を向上させることは、VRのさらなる普及につながるのではと考えています。