Works 防災・職業訓練 「バーチャル竹芝」 エリアマネジメントのデジタルツイン実証実験

CLIENT : ソフトバンク株式会社 / 東急不動産株式会社

東急不動産株式会社とソフトバンク株式会社は、竹芝地区(東京都港区)において共同で推進するプロジェクト「Smart City Takeshiba(スマートシティ竹芝)」にてデジタルツイン上で災害情報を統合するプラットフォームを開発し、エリアマネジメントにおける防災まちづくりを推進するための実証実験を実施。キャドセンターは高精細3D都市モデルの作成およびストリーミング配信システム開発業務を担当しました。
今回の実証実験は、3D都市モデルの整備・活用・オープン化を推進する国土交通省の「Project PLATEAU(プラトー)」によるユースケース開発として実施されたものです。

実証実験の概要

近年、都市部の帰宅困難者対策として民間施設内に滞留スペースや物資の確保を行うなど、民間主体のエリアマネジメントにおける防災まちづくりの取組みが広がっています。一方、発災時の避難誘導など、エリア内におけるソフト対策については、施設間の連携や自治体との連携における「アナログ対応」などの課題があります。
今回の実証実験では、東京ポートシティ竹芝を中心とする竹芝エリアの3D都市モデルを活用したデジタルツイン上で防災まちづくりの関係者が円滑に情報共有や施設管理を行うためのツールを開発し、エリアマネジメントにおける防災まちづくりへの有用性を検証するものです。

情報の認識を容易にする高精細3D都市ビューワ

キャドセンターは、周辺エリアの3D都市モデルを基盤とし、東京ポートシティ竹芝のBIMデータをベースに、モデルの加工やテクスチャを追加することで、PLATEAUが「LOD4相当」と定める高精細な外観を持つ3D都市モデルを作成しました。

完成した3D都市モデルはUnreal Engineのリアルタイム3Dレンダリング技術を使い、ビューワである「バーチャル竹芝」にストリーミング配信されます。「バーチャル竹芝」からの画面操作により、3D都市モデルをフォトリアルに描画した画面がリアルタイムで処理され、ビューワ内に配信される仕組みになっています。

3D都市モデルにテクスチャを反映し高精細な都市表現を実現
リアルなテクスチャをもつ3D都市モデル
高精細な都市表現をリアルタイムで実現するストリーミング機能をUnreal Engineで開発

「バーチャル竹芝」による実証実験の詳細や検証の様子は、PLATEAUのユースケースページ、ソフトバンクおよび東急不動産のプレスリリースをご覧ください。

PLATEAU ユースケースページはこちら
https://www.mlit.go.jp/plateau/use-case/uc22-019/

ソフトバンクのプレスリリースはこちら
https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2023/20230605_01/

東急不動産のプレスリリースはこちら
https://www.tokyu-land.co.jp/news/2023/001581.html

credit

Producer : Shinya Kawakami
Project Manager:Masaki Okamoto
Creator : Syunya Akaishi